電光石火一発座 Website

上演作品

女の決闘同窓会 先走れメロス 治TV★ 人間ノ資格

純粋、ゆえに。

本名、津島修治。
著作「走れメロス」「斜陽」「女の決闘」「二十世紀旗手」「人間失格」他。
薬物依存。非合法運動。自殺未遂二回、心中未遂二回。その二回とも、相手の女性のみ死亡。
玉川上水にて愛人と入水。
享年38歳。
机には、連載中の「グッド・バイ」の草稿、妻への遺書、子どもたちへの玩具。
繊細な感性、自由過ぎる思想、子どものように無邪気かと思えば、社会に絶望した大人のように退廃的。
これほどまでに出鱈目でありながら、今なお愛され続ける稀代の作家。
その男の名は、太宰治。
人間に寄り添い、ありとあらゆる角度から物事を見つめ直す電光石火一発座、今宵は太宰治に挑みます。

■STAFF

  • 演出:加藤由衣・吉川和典
  • 演出助手:久蓮石映次・鵜飼七菜子
  • 舞台監督:柴田頼克
  • 舞台監督助手:石川明弘
  • 舞台美術:後藤晏吾
  • 舞台装置:後藤晏吾・石川明弘・柴田頼克
  • 照明:黒崎真実(フリー)
  • 音楽:瀬乃一郎(廃墟文藝部)・yousuke(フリー)
  • 音響:馬場祥(フリー)
  • 小道具:結城真尋・樋口琴巴
  • 衣装:横田亜夜子
  • 制作:蜷川湖音・今井あや子(マイマイカーニバル)
  • 会計:久蓮石映次
  • 宣伝美術:オレンヂスタ美術部
  • 代表:柴田頼克
  • 提携:ナビロフト

日時

2020年11月 14(土) 15(日)
11:00
15:00
19:00
  • 全5ステージ 上演時間90分(予定)
  • ※受付開始・開場は開演の30分前
  • ※日時指定・全席自由席
  • ※開演時刻を過ぎますと、ご予約のお客様でもお席の確保ができなくなる場合がございます。お時間に余裕をもってのご来場をお願いいたします。

会場

ナビロフト

  • 〒468-0052 名古屋市天白区井口二丁目902
  • ※駐車場はございません。近隣のコインパーキングまたは公共交通機関をご利用ください。

料金

  • 一般¥2,500
  • 学生¥2,000

◆前売[11/11(水)23:59 まで]

Pass Market

  • クレジットカード(手数料無料)又は、コンビニ(手数料有り)で決済後チケットが用意されます。(未入金の場合はチケットが用意されていませんのでご注意ください)
  • 当日の受付にて、お名前をおっしゃっていただき、メールの画面またはパスマーケットの画面をご提示ください(印刷可)

◆予約(当日精算)[公演日前日23:59 まで]

カルテットオンライン

  • 当日の受付にて、お名前をおっしゃっていただき、現金でご精算をお願いいたします。

ご来場時のお願い

  • 感染対策に関する詳細は、当劇団のHP及びTwitterにて随時更新させていただきます。ご確認の上、ご予約・ご来場をお願いします。
  • 学生券は小学生~大学生・専門学生までが対象です。当日受付にて学生と確認できるもの(学生証等)をご確認させていただく場合がございます。
  • 満席になりますと当日券はございません。また、当日券のお客様にもお名前、ご連絡先をお伺いいたします。
  • 未就学児のご入場はご遠慮ください。
石川明弘

石川明弘

おもしろおじさん、本領発揮。前回公演後からの新メンバー。大柄な身体と見た目からは想像しにくいひょうきんさで舞台を盛り立てる。しかし決めるところはきちっと決めてくる、電光には珍しいナイスミドル。

『太宰治と、私』

太宰治を今まで読んだことがありませんでした。
人らしいからこそ、人が抱える矛盾に真っ向挑み、究極の救済を探し続ける。。今回の出演を切欠に太宰治作品に触れ、そんな感想を持ちました。

久蓮石映次

久蓮石映次

おもしろおもはやお馴染み、ぶっちぎり俳優。今回は冒頭からすっ飛ばします。いいんです。今回はそういう芝居なんだから。

『太宰治と、私』

僕は彼の作品を読んだことがないし、彼の人物像も今まで知らなかったが、今回の公演で初めて、面白く魅力的な奇才だと感じた。

後藤晏吾

後藤晏吾

久々登場、電光ルーキーズの一人。今回は彼のはまり役と言って差し支えないでしょう。彼の目が、発言が、一挙一動が、あの頃の僕らにたち戻らせてくれるはず。そう、僕らが中二病だった、あの頃に。

『太宰治と、私』

『人間失格』、実は今回公演やるにあたって初めて手にとりました。
「恥の多い生涯を送ってきました。」
この一言が太宰治の作品の中でも一番印象深いです。
恥の多い生涯を送っている僕ですが、出演しているので観ていただけると嬉しいです。

樋口琴巴

樋口琴巴

たった一年で、こうも人は変わるものか。学生の頃とはうって変わって大人びた「女性」となった彼女、台詞のない役だからこそ、その姿がより鮮やかに映えるのです。

『太宰治と、私』

代表作のタイトルや人柄、エピソードはたくさん知っているのに、実は食わず嫌いならぬ読まず嫌いで、学校の授業以外で彼の作品を読んだことがありませんでした。しかし、今回の公演をうけて、折角の機会だから読んでみようと決心し、通勤中に少しずつ読み進めています。
最近ではその時間が毎日の楽しみになっています。

結城真尋

結城真尋

静かに、着実に力をつけ、隙あらば遊ぼうとする。その遊びは、時に新しい風を巻き起こす。今回は小柄な身体を活かしてはっちゃけます。

『太宰治と、私』

太宰治は4コマギャグ漫画での印象しかないです。
その漫画では、とにかく自殺しようとするシーンが多かったですね。
内容自体も面白く表現されていたので、その印象が強かったです。そんな人物を僕が演じることになるとは驚きです。

横田亜夜子

横田亜夜子

電光最古参の一人。ただ座り続けることの存在感と、そこから立ち上る「ある女」の物語、ご賞味あれ。

『太宰治と、私』

太宰治といえば中学生の時に人間失格を読んだ。正直よくわからないという記憶しかない。
今回人間失格を元にした芝居にかかわりなんとなく3%ぐらいわかった気がする。
数年後読んだらもう少しわかるようになるかなー。
死ぬまでに出来れば30%ぐらいは理解したい。
太宰治は私にとってそんな風に理解したいと思える作家。

碓井秀爾

碓井秀爾(フリー)

すっかりお馴染み、電光常連客演。挑戦的に繰り出すネタやプランの数々に驚かされる一方、真摯に題材にも取り組む。太宰治の短編の隅から隅まで読み込んで、かますぜ碓井ワールド。

『太宰治と、私』

「人間失格」に連なる私小説系の作品と、そうでないのとに大別できる印象。後者の方が好きかな。『女生徒』『彼は昔の彼ならず』がお勧めです。いつかまた太宰作品で演じてみたい!

おにぎりばくばく丸

おにぎりばくばく丸(上田勇介)

名古屋屈指の巨体に似合わぬ細かい演技に定評のある彼。今回は彼のために企画した、と言っても過言ではない。見ればわかる。もう一度言う。今回は彼のために企画した。

『太宰治と、私』

太宰治は、学校で習った『走れメロス』くらいしか、きちんと読んだことありませんでした。
太宰治を調べれば調べるほど女性関係が昼ドラの主人公のようでちょっと笑ってしまうんですが、よく使ってた口説き文句が「死ぬ気で恋愛してみないか」だっていうのが最大の笑いどころだと思ってます。

田内康介

田内康介(オイスターズ)

不思議なことに、彼から発せられる台詞は、どれもこれも意味が変わって聞こえてくる。しかしそこには、確かに「人の息遣い」があるのだ。この面白さを持つ俳優を、私は他に知らない。

『太宰治と、私』

『パンドラの匣』はタイトルは仰々しいですが面白いですよー。

N井タロ

N井タロ(劇団バッカスの水族館)

数々の逸材を排出した「劇団バッカスの水族館」からまた一人。縦横無尽、緩急自在。この逸材から、目を離すな。

『太宰治と、私』

太宰治の作品で唯一読んだことがあるのが、高校生の頃の教科書で読んだ「走れメロス」でした。よく授業中暇なときにパラパラと読んでいました。当時、死ぬと分かっていながら友人のために走りきるメロスって凄く格好いいな!これが友情かぁ!と思っていたのですが……改めて読むとこのメロスって、突っ込みどころが多い人なんだなぁって思います。死ぬ覚悟ができてるという割りに3日猶予をもらって友達を身代わりにしたり、自分都合で妹の結婚式を早めたり、走るのを諦めようか度々揺らいだり、まるで自分が主人公だから何してもなんとかなると思っているのかと、まあ主人公なんですけどね……。
昔読んだことのある作品でも改めて読むと感じかたって結構変わってくるんだなと思いました。

加藤由衣

加藤由衣

演出

電光必殺、W演出の一人。演技美術小道具音響照明、綿密に描かれた演出プランは幾層にも幾層にも重なり、甘美で濃密な時間を紡ぐ。情報量が多過ぎて多分一回の観劇では全部拾えない。(から何回も観たらいいと思う)

加藤由衣

吉川和典

演出

電光必殺、W演出の一人。演技プランどころか物語の進展まで役者に丸投げする、というと聞こえが悪いが、彼の中には明確なロジックと人間の謎に迫ろうとする気概が存在し、そこに迫ってこないプランは彼の前では通らない。だいたい9割位はOK出る。

鵜飼七菜子

演出助手

出演者どころか小道具やら衣装やら、とにかく物量の多い電光石火一発座の稽古管理には絶対必要不可欠なポジション、それが演出助手である。広い視野と細かいことに気付く洞察力、場を仕切る胆力。それら全てをあわせ持つのは、彼女をおいて他にない。

柴田頼克

柴田頼克

舞台監督

コロナ禍において、最も過酷で厳しい判断を迫られるのは間違いなくこの男であるはず。状況を読み、必要とあらば相応の判断を下さねばならない。だが、彼について一つ、確かに言えることがある。彼は、「絶対に負けない」。あと、今回彼が作ったある仕掛けは、ちょっと、いや、かなりすごいから期待するといいよ。

黒崎真実(フリー)

黒崎真実(フリー)

照明

電光石火一発座では、お初の彼女。ステキプランをたててくれつつ、こちらのオーダーも「うふふー。わかりましたー。」と、柔軟に取り入れてくれる。
あと、お洋服がいつもおしゃれ。似合うものが分かっているという感じで羨ましい。

うめだあき(劇団バッカスの水族館)

うめだあき(劇団バッカスの水族館)

照明オペ

今回、電光初参加の彼女。稽古に参加すると、最初から最後まで にこにこ笑顔でいてくれる。
華やかな照明から、電光特有「錯覚……?」と思うくらいの じんわり微妙な照明まで、すべて引き受けてくれた。頼もしい!

瀬乃一郎(廃墟文藝部)

瀬乃一郎(廃墟文藝部)

音楽

実は、電光初参加。しかし、初参加だから何?と言わんばかりに「これだーー!」って音楽をバシバシつくってくれる。音楽プランは、引き出しが多いどころか、大豪邸のウォークインクローゼット。その上、完成度も高い。
こ、これが、瀬乃一郎……!すごいものを知ってしまった……。

yousuke(フリー)

yousuke(フリー)

音楽

『ヒバカリ』の時はバンドyouとして参加していましたが、今回はそこから独立。場転曲は、すべて彼のもの。
エレキギター片手に、他とは一味違う音楽をつくってくれる。ニュアンスのある空気感。癖になる世界観。これが、合うんですよ。電光に。合うんです。もう手離せないかもしれない。

馬場祥(フリー)

馬場祥(フリー)

音響オペ

15周年記念公演に引き続き、音響は彼にお願いさせていただきました。穏やかで柔らかな空気を持ちつつ、音響の腕はキレキレ。言いたいことすぐ伝わる。めちゃくちゃ頼りになる。
稽古中、音響機材触りながらも、芝居見て密かに「ははは」って笑ってくれるので、とてもうれしい。

蜷川湖音

蜷川湖音

制作

コロナ禍において、最も過酷な状況に立たされる制作を担うのは、最早電光において屋台骨の一つとなった彼女。お客様に安心して観劇を楽しんでもらうために、ありとあらゆる対策を施して、会場でお待ちしております。

今井あや子(マイマイカーニバル)

今井あや子(マイマイカーニバル)

制作

本当に毎公演ありがとうございます!!癒し系凄腕制作さん。安定感がすごい。
特に今回は、コロナに関するアレやコレやソレでも奔走してくれ、丁寧に対応してくれた。本当にありがとうございます電光一同、足を向けて寝られません。